
開業はコンセプトが命。勝てるコンセプトをつくるべし!‐後編‐
患者さんに求められる歯科医院とは?
前編では患者さんへの価値提供という視点から勝てるコンセプトについて検討しました。先生の理想とする医院づくりのイメージはできましたか?
今回は「歯科医師の専門性」、「想い」、そして「開業地」という3つの視点から、勝てるコンセプトの作り方についてご説明します。
先生の強みはなんですか?
先生方それぞれが得意とする分野や治療法という「専門性」、なぜ歯科医師になったのか、どんな患者さまに貢献したいのかという「想い」を持っているはずです。そして開業するなら理想の歯科医院を実現できる場所に開業したいですよね。
本コラムでは、「専門性」、「想い」、そして「開業地」という3つの視点から、勝てるコンセプトの作り方についてご説明します。
専門性を明確にする
豊富な臨床経験や専門知識は、医院の大きな魅力となります。例えば、「インプラント治療に特化した歯科医院」「小児歯科に力を入れた歯科医院」「予防歯科を重視した歯科医院」「訪問歯科や高齢者への治療に力を入れた歯科医院」など、自分の得意分野を明確に打ち出すことで、患者さんに安心感を与えると同時に、ターゲットとなる患者層を絞り込むことができます。「〇〇専門医」と名乗りたくなりますが、ここで注意。ご存じの通り医療広告ガイドラインにより、以下の団体が認定する資格名についてのみ広告が可能となっています。
- 公益社団法人 日本口腔外科学会 口腔外科専門医
- 特定非営利活動法人 日本歯周病学会 歯周病専門医
- 一般社団法人 日本歯科麻酔学会 歯科麻酔専門医
- 公益社団法人 日本小児歯科学会 小児歯科専門医
- 特定非営利活動法人 日本歯科放射線学会 歯科放射線専門医
先生の想いを言葉にする
「患者さんに安心して治療を受けてほしい」「地域の皆さんのお口の健康を守りたい」など、自分の想いを言葉にすることで、コンセプトの核となる部分が見えてきます。例えば「丁寧なカウンセリングで患者さんの不安を解消する」「お子さまが楽しく通えるような雰囲気作り」「専門的な機器を使ってより高度な治療を行う」など、具体的な行動やサービスに落とし込むことで、コンセプトがより明確になります。
地域のニーズを把握する
開業地の年齢層、職業、健康意識などを把握し、地域に合った診療項目やサービスを提供することで、その歯科医院の需要は高まります。
また、同じ地域にある他の歯科医院との差別化を図るためには、独自の強みを打ち出すことが重要です。例えば「駅近で通院しやすい」「夜間診療に対応」「駐車場完備」「バリアフリー対応」「診療室はすべて個室」「〇〇専門医」などといった特徴をアピールすることで、競合との差別化を図ることができます。
勝てるコンセプトをつくるためのポイント
前編を踏まえて、勝てるコンセプトをつくるためのポイントをまとめてみましょう。
患者さんの視点で考える:患者さんが求めているものは何か、何を不安に思っているのかを常に意識して、コンセプトを設計することが重要です。
一貫性を持たせる:コンセプトは、医院の内装、スタッフの対応、診療内容など、医院のあらゆる部分に反映される必要があります。
常に進化させる:社会の変化や患者さんのニーズの変化に合わせて、コンセプトを常に見直し、進化させていくことが大切です。
歯科医院の開業は、単に場所を構えるだけでなく、患者さんに選ばれる魅力的な歯科医院を作るための挑戦です。勝てるコンセプトを持つことは、歯科医院の成功に不可欠な要素です。本コラムでは、患者さんからの視点、歯科医師の専門性、想い、そして開業地という4つの視点から、勝てるコンセプトの作り方についてご説明しました。これらの要素を参考に、自分だけのオリジナルなコンセプトを設計し、多くの患者さんから愛される歯科医院を築きましょう!
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